ニコニコ動画とYouTubeの比較、意外と知らなかった5項目
動画配信サービス
動画のプラットフォームとして1位、2位を独占しているYouTubeとニコニコ動画ですが、利用者の属性としてニコニコ動画は利用者が限定的な印象があり(アニメやゲーム好きの人が多い等)、コメントが画面上に表示されライブ感が楽しめるといった利点があります。
一方YouTubeではニコニコ動画より一般的な人たちが様々なジャンルの動画をUPしており画質が安定していて機能が日々進化している為、利用者数も年々増加しています。
根強いコアなファンがいてややマニアックなニコニコ動画とオールマイティにマイペースで手軽に楽しめるYouTubeはどう使い分けていけばよいのでしょうか。また、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
今回は知名度が高いが故に知った気になっていたようで意外と知らなかった人気の動画配信サービスについて比較・検証してみたいと思います。
画質
■ニコニコ動画
・有料会員以外は混雑時には低画質モードとなる
■YouTube
・無料でも他の動画サービスに比べると画質は比較的安定している
・ブラウザ拡張機能を使用する事によって画像の高画質化が可能
一例として他記事で紹介しているloop for YouTubeでの方法参照
利用者属性
■ニコニコ動画
・ニコニコ動画セールスシート2017年4月~6月版
によると現時点での利用者数6,210万人中、男性66%,女性34% 10代~20代の占める割合が52.5%、ユーザが興味のある項目としてはアニメ・ゲーム・音楽が多い
■YouTube
・YouTubeの公式発表によると全インターネット人口の約 3 分の 1 を占める 10 億人以上のユーザーが利用しておりほぼオールマイティのジャンルの動画がUPされている為、興味のある項目は多岐に渡ると考えられています
コスト
■ニコニコ動画
・無料会員とプレミアム会員(月額540円)があり、プレミアム会員は動画広告の非表示、各種機能の上限数アップ、低画質モードの回避などができる
■YouTube
・一部の有料チャンネルは個別に購入、それ以外は基本的に無料で視聴可能
アカウント
■ニコニコ動画
・有料、無料共にアカウントが必須、ログインしないと動画が視聴できない
■YouTube
・アカウント不要で視聴可能
動画視聴以外の特徴
■ニコニコ動画
・リアルタイムでコメントが画像上に表示されるので動画の反応を見る事ができる
■YouTube
・基本的に動画視聴に関する機能以外はなし
全体的に見ると誰でもすぐに使用出来て手軽に動画を視聴できるのはYouTube、ゲームの実況などリアルタイムで他の視聴者と一体感を持ちながら視聴したい時など、ややマニアックなジャンルではニコニコ動画という感じですが、昨今ではYouTubeの人気によりニコニコ動画のゲーム実況者もYouTubeにシフトしつつあるようです。
しかし、ニコニコ動画特有のライブでコメントが動画上に流れるというシステムには根強いファンが多いのも事実です。2017年10月にリリース予定の『ニコニコ動画(く)』では画質と重さが完全に解決されるという事が発表されているため、ニコニコ動画の今後の展開にも注目です。